2月になり、寒い日が続いています。
受験や就活中の皆さんは、大変な時期ですね。
風邪やインフルエンザに負けないよう、
暖かくして、栄養をつけて、乗り切ってくださいね。
と、いきなり親戚のおばさんになってしまいましたが、
この寒空の中、受験塾帰りの小学生や受験生風高校生、
就活中らしきリクルート姿の学生とか見ると、
「がんばれよ、絶対うまく行くよ」と心の中でエールを送ってしまいます。
そうやって、目指す先に何があるのか?
わかりません。
でも、一生懸命努力している人の姿を見ると、つい応援したくなります。
とはいえ、ちゃんと勉強すれば答えが出る、結果が出る受験と違って、
就活は曖昧模糊としていて答えがひとつではないし、多分に不条理。
でも、社会というのは不条理なものです。
だからこそ、人はゲームとかスポーツが好きなんだろうなあと思うのです。
強い者が勝つ。まあ、少しは運不運もあるけれど、
とりあえず、基本、強いものが勝つ、そのあたりがヒトゴトながらすっきりする、
ストレス解消になるのではないでしょうか?
ダルビッシュ有の契約金が、日本人選手で過去最高と報道されています。
ダルビッシュというと、最近の活躍はさることながら、
甲子園での目覚ましい活躍と勇姿が懐かしいと思ってしまいます。
今よりずっと華奢で少年ぽくて(実際少年でしたけど)、
その数年後にやはり甲子園で人気者になったハンカチ王子よりは、
ものすごく印象的でインパクトがありました。
そういえば、ハンカチ王子に続く注目のスポーツ少年ということで、
ハニカミ王子として脚光を浴びたゴルフの遼くん。
今やハニカミどころか、押しも押されもしない若き実業家くらいの貫禄があります。
先日もテレビに三つ揃いスーツで登場した時は、
ハタチそこそこと思えない似合いっぷりで、
30〜40代になった時の貫禄は想像をはるかに超えているはず。
風邪薬から不動産まで、今や連日テレビから遼くんに何かを薦められている私たち。
スポーツ系の天才は成長と出世が早いですね。
あれよあれよという間に、業界の頂点に行き着いてしまいます。
白黒がはっきりわかる世界だから、スポーツは娯楽の王者で、
巨額なものが動くのでしょう。
そのダルビッシュが契約時に渡米する時に、
成田空港で見せたファッションが話題になりました。
ダウンジャケットはモンクレール、ジーンズはディーゼルだったらしいのですが、
その下に着ていたTシャツのプリントが大麻の葉だというので、
アメリカで物議を醸したというのです。
逆にダルビッシュがその手のドラッグとかに興味もないし、
それが大麻の葉だということも知らなかったからこそ着れるのでは?と思うけれど、
Tシャツのプリントはメッセージを表すと考えるアメリカ人にとっては、
「ダルビッシュって、マリファナ合法化論者なの?」と思われたようです。
ちなみにそのTシャツは、フランスのデザイナー、ルシアン・ペラフィネの製品で、
この人、カシミア100%の超高級セーターとかを専門としていて、
綿100%のTシャツで7万円前後。
そしてスカル模様とピースマーク、大麻の葉がお得意のモチーフ。
プリント的には、渋谷や原宿の若い子向けショップで普通にありそうなチョイスですが
(特にこのブランドのコピーということでなしに)、
多分、綿の素材と縫製のクオリティが違うのでしょう。
というわけで、業界のトップに立つスポーツ選手の成田ファッションは、
いつも注目を集めます。
一時期の、サッカー日本代表、中田英寿元選手の、
レザーパンツにピチピチTシャツの限りなくゲイ的スタイルとか。
最近は、やはり日本代表、
本田圭佑選手の金髪+ティアドロップ+三揃いスーツが熱いです。
白のボタンダウンのドレスシャツにネイビーとブルーの斜めストライプのタイ、
そしてスーツは若干グレー味を帯びたネイビー。
サッカー選手はワールドカップの際の移動などでは、
制服的お揃いスーツを着込んでいます。
日本サッカー協会のオフィシャルスーツは2000年以来、
連続して英国ブランドのアルフレッド・ダンヒルのもの。
いつもベーシックできまじめな感じのデザインです。
一方、本田圭佑選手が独自に選ぶスーツおよびコーディネートは、
いつもちょっとギラギラしていて、夜の香りとかドルの香りとかたっぷり。
空港に赤いフェラーリを乗り付けて、
グレーのスーツに金のベルトのいでたちで降りて来たり、
圭佑さんのファッションから目が離せません。
サッカーといえば、ワールドカップの試合を見ていると、
どこの監督もいつもスーツを着ています。
ちなみに日本代表の監督はやっぱりダンヒルを着るのが決まりのようです。
そして、トルシェと通訳を筆頭にジーコもオシムも岡田さんも、
みんなカッコよかったです。
サッカーフィールドでの(正確にはフィールドの外ですが)スーツ姿って、
なんであんなにカッコよく見えるのでしょう。
「神の子」マラドーナが監督の時のスーツ姿は、
たっぷりめの体型が、彼の人生を物語っていました。
そう、Tシャツのプリント同様、ファッションはメッセージを伝えるもの。
その人の思想とか生き様が形になって現れてしまうものです。
と、自戒を込めて・・・・。
あのE電の東を書いた堀井美智子さんですか?
なんて、聞いてみて失礼しました。毎日、コラム楽しみにして読みます。
みにょんさま
コメントありがとうございます。
E電の東!懐かしいです。
覚えていていただけるなんて、売文家冥利に尽きます!
重ねてお礼申し上げます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。