迎春
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
すでに2018年がスタートして、早2週間が経ちました。
日本列島は最強寒波に見舞われ、
アメリカも記録的寒波に襲われているといいます。
凍ってしまったイグアナが、木からボトボト落ちているとか。
一方、現在真夏の南半球は40度を超える記録的暑さで、
オーストラリアではコウモリの子の大量死が発見されたとか。
現地の温度はなんと47度、熱湯風呂の中で暮らしているようなもの。
コウモリの子たちは脳が湯だってしまったらしく
47度という環境がいかに自然生物に過酷かがうかがえます。
南極では氷が溶けてシロクマの居場所がなくなっているというし、
温暖化による異常気象は地球のあちこちで問題に。
今後はこの『異常気象』が異常ではなく正常化していくわけで、
50年後には地球の生態系が今とはかなり変わっていそうです。
たとえば恐竜が地球を跋扈していた約1億6千万年の間、
絶滅したのは、たったの16種くらいだったそうです。
時代を経て1975年から2000年までの25年間では年間平均4万種、
13分間に1種の生物が絶滅したそうな。
今この瞬間も、世界のどこかで、ある種の生物の最後の一体が、
永遠に地球から姿を消そうとしている。
もしもあなたが、未来の地球で人類最後の個体になったらどうします? なんてね。
そんなこんなの寒波の中。
過酷な環境をものともせず、世は年末年始のセール真っ最中です。
アパレルやインテリアのショップは大盛況。
それまで購入を迷っていた商品の在庫を見つけて喜び、
定価で購入したものが半額やそれ以下になっていてがっくり、
という悲喜こもごもがセール時期のお約束。
その一方、購入した商品に限ってセールで再会、
迷っていた商品に限ってセールに出ていない。
そのくやしさもお約束。
最近、グローバルブランドのメンズを見ると、
レディスと同じ花柄のスーツがあったりします。
パリコレなどのメンズのラインナップを見ても、
一瞬レディスかと見まごうようなデザインのものが多く、
どんどんモノセックスになっています。
デザイナーやクリエーターにとって、
メンズのアイテムは変化を加えにくいもの。
とはいえ、昨今のハイブランドは若返りを図って、
クリエイティブな若手デザイナーを起用しますから、
そんなデザイナーたちががんばってクリエイティビティを発揮しようとする。
そこで、ボトムがスカートだのアップリケ付きのジャケットだのという、
新境地を発表するのですが、それがどう見ても女の子のアイテム。
かつて欧米のメンズはデザイン傾向もモデルの傾向も
バリバリのマニッシュ感を打ち出していましたからその変化に驚きます。
ひょっとすると男性のフェミニン化は、
絶滅を防ぐための自然な流れなのかとも思ってしまいます。
なんといっても地球規模で男性より女性の方が長生きですから。
そんなこんなの戊年。
干支的には景気が良くなる年と言われます。
春には卒業や就職、部署の移動などを予定されている方もいらっしゃるのでは?
いえいえ、私は同じ場所で今年もがんばりますという方も。
いずれにしろ、新しい年があけて気持ちもあらたに。
そして、よい年になりますよう。