またクールビズの季節がやってきました。
しかも今年は”スーパー・クールビズ”にバージョンアップしています。
来年はハイパー・クールビズ、再来年はメガ・クールビズとかね。
ともあれ、何がスーパーかというと、「上着なし、ノーネクタイ」が去年まで。
今年からはさらに、「もっと軽装でいっちゃってください!」というスタンスだそうで、
柄シャツとか、かりゆしウェア、アロハでもOKなんだそうです。
さっそく環境省にニュースカメラが入り、
色鮮やかなアロハをお召しの方などを写していました。
さすがに環境省では短パンはNGらしいのですが、
スポーツ用品の会社などはここぞとばかり、
ハイテク素材のTシャツや七分丈パンツにスポーツサンダルなど、
自社のスポーツウェアに身を包んでいるご様子。
一方、6月1日の閣議では野田首相を筆頭に閣僚が全員、かりゆしウェアを着用。
かりゆしウェアは沖縄の夏服で、アロハ調のシャツ。
一応沖縄にまつわるモチーフを入れたものが、かりゆしウェアの定義とのこと。
シーサーとか、ハイビスカスとか、でしょうか?
ゴーヤーとなるとかなりポップアート的なシャツになりそう。
毎年6月頭の閣議において、
閣僚はかりゆしウェア着用が慣わしになっているんだそうです。
ちなみに「かりゆし」とは沖縄の言葉で「めでたい」という意味だそうで、
とてもおめでたい服なのですね。
クールビズも経験を積み、二極化しているなと感じます。
政府は率先して柄シャツOKなカジュアルクールビズを推進。
節電で熱中症になる人が続出しては、これまた政府の責任が問われるわけで、
「ここはもう、アロハでもハーフパンツでもなんでもいっちゃって」と、
節電時のファッション無礼講はエスカレートしています。
その一方、「やっぱりウチはアロハはNGだわ」という企業や部署のための、
よりフォーマルに見えるクールビズウェアが開発されています。
土井縫工所でも大好評のカノコ素材のシャツをはじめ、
ジャケットに合わせてもしっくりくるポロシャツとか。
吸水性がよく速乾の素材を使ったジャケットやパンツとか。
とにかく、この湿気たっぷり、かつ、ここ数年インドより暑い日本で、
冷房を抑えて涼しい顔で働くための様々な工夫が、
あちこちから提案されています。
冷感シートのような素材で作った服とか、
扇風機付きのシャツとか。
これ、本当にミニサイズの扇風機がシャツの後ろについている、その名も空調服。
生地を10cm角くらいの正方形に切り取って、
その部分にミニ扇風機がはめ込んである図を想像していただきたい。
扇風機の表面は格子になっています。
アイデアは素晴らしいと思うのですが、デザインがダイレクト過ぎて、
これはある意味、アロハより勇気が必要かと思われます。
来年や再来年にはミニクーラーをはめ込んだ、
『冷房服』が登場しているかも知れません。
ともあれ、南向きで東西の隣が月極駐車場で、さえぎるもののない我が家。
真夏の暑さはムンバイレベルです。
なので、冷房服の登場を待ちわびています。