進め!花咲かダンディー

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すっかり春です。
ソメイヨシノも満開ですが、今年はシダレザクラの開花も早いようで、
あちこちの風景に春の息吹が漂っています。
桜のみならずこの時季は、葉がすべて落ちて裸になった枝に、
いっせいに花が咲いて枯れ木を飾ります。
それを愛でているうちに、花は散り、
やがて艶々とした新緑が見る間に樹木を覆っていきます。
世界が再生するかのような、生き生きとした自然の活動によって、
人は元気をもらっているなあとつくづく思います。

こんな時季は、ふだん黒やダークグレー×白しか着ないような、
ガチなモノトーン愛好者でも、
ふと魔がさして春色のコートやジャケットが着たくなりませんか?
先日、女友達に久しぶりに会ったら、
見事に春模様の薄いコートを着ていて思わず見とれました。
淡いパープルを基調に、濃淡ピンクやブルー、ブルーグリーンなどが、
花ともアブストラクトともつかないフォルムで描かれたプリントのコートです。
すごく新鮮で、自分のカーキ色のコートが残念な感じ。
やっぱり、花咲く時季は、自分も花咲きたいと感じた夜でした。

女性とちがって男性の場合、服で花を咲かせる、
いわば「花咲かダンディー」になるとしたら、
そこはやはりシャツで攻めたいところ。
リバティの花柄や鳥の柄など、
普段はちょっと派手かなと思う色合いのシャツでも、
世間が色づくこの時季ならすんなりとけ込めるはずです。
ベージュやオフホワイトのコットンパンツなどと合わせて、
英国調コーディネートをしてみてください。
また、ピンクやブルーのシャツに薄手コットンのスカーフ、などという、
ちょっとパリ風、イタリア風のアレンジも春ならでは。
デニムシャツに写実的なタッチの花柄タイを合わせてみる、
あるいは派手めなチェックのジャケットを合わせてみるのもおすすめ。
上質でちょっと明るい色合いのシャツやスーツは、
周囲に活気を与え、いい印象を与えてくれます。
そうした感情は信頼感にもつながるので、
仕事運も上昇させてくれるはず。
自分から仕事場に春をもたらしてみましょう!