励ますファッション

今年ももはやカウントダウンが近づいて来ました。
今、みなさんはどこで、どんな風に大晦日のひとときをお過ごしでしょうか?
この一年も、いろいろなことがありました。
個人的には、自分史年表に書けるようなことが立て続けに起こった年でした。
今、振り返って見ても、よく乗り越えられたと思えるほど。
それを越えている最中は必死過ぎて、
ハードさが実感できていないわけで、だからこそ日々、淡々と、
なすべきことをしていたという気がします。
一段落した今、その日々を思い出してみると、
「いやいや、もう二度とごめんでしょ、あんな毎日」とか思える。
多分、ほとんどの人がそんな経験があるでしょうし、
そして、これが最後ではなく、そんなしんどい日々は人生に何度も巡ってくるはず。
そんなこの春から秋にかけての半年あまり、
私が日々、楽しみにしていたことがあります。
朝起きて、「今日は何を着ようか」という瞬間。
その日の気分でシャツの色や柄、ボトム類、靴下の色や柄を決める。
それが一日のちょっとした原動力になっていたのでした。
ファッションはその人の生き方や生活や考え方を表しています。
と、同時に、まるで分身のように、
自分を励ましてくれたり、奮い立たせてくれたりします。
その逆に、落ち込んだりして空気のようになりたいときは、
服が存在をカバーしてくれたりします。
元気に生きていくには、ご飯も大事だけれど、
ファッションもすこぶる大切。
今年も、このコラムにおつきあいいただいて、
どうもありがとうございました。
来年も、ファッションの楽しさと魅力を、
みなさんとシェアしていきたいと思います。
では、新しい年が、みなさんにとって
素晴らしい一年だったと年表に書けるようになりますよう。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。