インド人もびっくりな猛暑がひと段落したと思ったら、
いきなり秋の陽気にさまがわりした列島です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
ひんやりする外気に、薄手ジャケットやカーディガンの一枚も羽織りたくなろうというもの。
一気に秋冬のファッションが気になっているのではないでしょうか?
シャツに合わせるジャケットももちろんですが、
カーディガンもまた、秋モードのファーストアイテムです。
デニムシャツには細かい横ストライプのハイゲージカーディガンで若々しく、
白いシャツにはあえて、黒無地カーディガンでモノトーンの個性を強調、
そしてロンドンストライプのシャツには、
チャコールグレイの手編みテイストのV襟カーディガンなどを合わせると、
大人のオトコの上品な色気が漂うような気がします。
ちょっと遊んでみたい週末には、ストライプシャツの上に、
赤やワイン、グリーンなどのカーディガンを合わせてみると、
気分も変わって運気もアップしそう。
赤やオレンジ、グリーンなどのカラフルな色は、
ビタミンカラーとも呼ばれますが、
その名の通り、明るい色を身につけるとなんだか華やいで
元気になれるような気がします。
近頃ロンドンやパリで発表された2016spring/summerのメンズスタイルを見ると、
どこかに1点以上、フェミニンなアイテムを持って来ているメゾンが目立ちます。
グッチやバーバリーはレースのシャツさえ出しています。
スケスケのレースのシャツにネクタイ、結構普通なビジネスラインぽいパンツに、
ビジネスバッグというバーバリーのコレクションは
来るべき近未来のビジネスシーンを予言しているのか、それとも余興?
ほかにも、コレクションごとに、「これ着るって、罰ゲームだよね」としか思えない
独創的で斬新なスタイルが世間に紹介されます。
でもコレクションとそのメゾンのショップ店員、ある種のパーティーやクラブ以外に、
それらの服を着ている人に出会ったことはありません。
でも、そういう独創的で斬新な服のフォルムや概念が、
少しずつ少しずつ蓄積して、ちりも積もれば山となって、
大衆のファッションをちょっとずつちょっとずつ
変化させて行っていると感じます。
ふと見たら、隣の新卒くんがレースのシャツを着ている日がくるかも知れません。
そんな衝撃をさりげなく受け止められるように、
たまにはビタミンカラーのシャツなんかを着て、
栄養を摂って体力をつけておきましょう。